エッセイ//私の道草日記 越水 涼

2020.7.1

 ”私の道草日記”と銘打って、主に会社からの帰り道の出来事、時々は朝の出勤時の出来事、はたまた、頭に浮かんだことを下書きなしで何でも書いてみたいと思います。車通勤30年以上頭に浮かんだことをすべて実行していれば、私はきっと億万長者だったでしょう。でも、すぐ忘れてしまう私は結果、しがないオヤジになりました。
 さて、本題です。今日は、会社帰りに、本の返却期限が来たため市立図書館に寄りました。まさに今月この図書館と図書館が入っている建物がオープンして5周年だそうです。もうそんなに経ったのか。早いものですねえ。私も、今までも会社帰りや休日にここへ何度も来ています。そしてここは日本でも有数の建築家の設計による建物なのです。
 今は、残念なことに、新型コロナウイルスの影響で滞在時間が限られていたり、勉強する学生の姿がありません。でも、今日が誰かに読まれる日になることを楽しみに待っている本たちがいて、彼ら・彼女らと新しい一歩を踏み出したいと願っている図書館のスタッフがいます。私にとっても図書館や本たちは大切な友人に違いありません。仕事でめげた日や何かいらいらする時、本は私を少しずつ平常心に戻してくれました。小説が気分転換に違う場所へ連れ出してくれました。お金も本を置く書斎もない私は本を買うことはできませんが、借りて、読んで、その中の十分の一でも百分の一でも記憶に留めて行けたらいいなと思っています。
 では、またお会いしましょう。おやすみなさい。

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