エッセイ//私の道草日記 其の23 越水 涼

 2021.7.23

 　今日は娘の誕生日。この4連休中の中で家族で時間に都合がつくのは今日くらいということでイタリア料理の店に行きました。案の定、私は正確に覚えていないのですが、子どもがまだいない頃からだったか、いや二人の娘が小学校くらいになってからだったかこの店によく来るようになったような気がします。パスタかピザを一つ選んでプラス飲み物とサラダや何種類かの前菜バイキングにケーキ3種を付けました。

　特に妻がこの店を気に入っていて以前は年に3回ほどは来ていたと思います。どなたにもお気に入りの店ってあるでしょうが、やはり美味しくておなかいっぱい食べられるのが最重要事項です。今日は11時の開店と同時に入っておなか一杯食べたため晩御飯は素麺1束で済ませました。

　コロナ下になってからは今日初めて来たのですが、この1年半の間に隣にあった焼肉屋はなくなっていて、その場所には雑草が一杯生えていました。そんなに久しぶりだったんだと。

　大人になっていけばいくほどそれぞれの予定があって都合を付けることが難しくなっていくのですが、やっぱり誕生日は家族で祝いたいと思うのです。いつの時代でも、いつの年代でも、いいこと悪いこと色々ある。そんな中で、今生きているということを祝う時に、家族で昔から知っている店に来ておなか一杯食べることって、すごく幸せなことだと思うのです。私の財布ですから四人でも一万円でお釣りが来る程度の店です。でもそれで十分幸せなのです。

　今日も「ボンジョルノ」の声に迎えられました。ボンは”いい”でジョルノは”日”です。そう、いい日！誕生日おめでとう！君のまたこれからの1年が幸せであることを祈ってる！世界中の人々が暑い中でも寒い中でも、幸せでいてほしいと願っています。