越水 涼 100投稿到達インタビュー 2021.12.12

インタビュアー:越水さん、お久しぶりです。ブログ100投稿おめでとうございます。

越水:ありがとうございます。1年半かかりましたね。色々あって、あまり時間を割けないので。

インタビュアー:そうですか、まずはその近況などお聞かせください。

越水:特に大きなことはないのですが。先日9年ぶりにディズニーシーに行ってきました。

東京の目黒にあるスターバックスが1番の目的ではあったのですが。

インタビュアー:そうですか。あの知る人ぞ知る3階建てのですよね。

越水:ええ、そうです。なかなかでしたよ。妻が是非にと言うので。いい気分転換になりました。

インタビュアー:よかったですね。さて、100投稿ということですが、ご自分ではどの作品がお気に入りでしょうか?

越水:難しい質問ですが、その時々で僕自身の心や頭の中の状態は色々なので、その時の状況下では最善を尽くして書いてはいるつもりです。それにしては今一つだなって声も聞こえてきそうですが。

インタビュアー:その時の状況下といいますと?

越水:前お話ししたかどうかわかりませんが、僕は平凡なサラリーマンなので基本的には仕事に追い回されていて、一年のうちでも季節によって忙しかったり、時間があったり、月の中でも同じで、日によって違うんですね。また、親の介護のことだったり、子どもの進路のことだったり、ご近所付き合いのことだったり、そういうことがあって、ブログに集中できるのは全体の時間や頭の領域の中のわずかな部分でしかない。でも、不思議なのはある時、目の前の仕事をしている最中に同時に小説のコンセプトが頭に浮かぶことがあって、こんなことが人間にはできるんだって驚きました。それで、気に入っている作品をしいて言うなら、「私はいつまでもあなたと歩きたかった」ですかね。学生時代のことを思い出して、脚色して、創って書きました。

インタビュアー:そうですか。あの作品に限らず女性を主人公にしている作品が多いですが、なぜですか?

越水:特に理由はないですが、読んでいる作家が女性ばかりなので僕も女性の主人公の気持ちの移り変わりを書けたらいいなあと思ったからですね。そういえば、今読んでいる角田光代さんの小説に目黒の川沿いを歩く場面が出てきたのですが、それがさっき言った、この前この小説のその部分を読む三日前に行ったスターバックスの前を流れる川なんじゃないかなんて、勝手に思ったり。人間の心の中の景色と実際の風景とを上手に対比したり、同じにしたりの角田さんの筆致はいつも感心しますね。ちょっと関係ない話かもしれませんが。

インタビュアー:いいえ、そんなことはないですよ。大いに関係するのではないですか?今の話は。もしかすると本当にその場所が描かれたなら、越水さん、それは奇跡ですよ。

越水:そうですね。奇跡ですね。

インタビュアー:もう今年も終わりに近づいていますが、越水さんにとってどんな年でしたか?

越水:そうですね。今日の日にち2021年12月12日を言うと0と1と2でしかないですよね。数字は単純だと思います。0から9で完結する。でも人生やそれを描く小説の世界にはもう無限の表現、ストーリーがあると思うんです。そんなことに気づけた年でした。

インタビュアー:それは何か理由があるのでしょうか?

越水:やはりそれまで知らなかった、歌手や作家に幸運にもめぐりあえたということで、その世界に浸かったということですね。

インタビュアー:例えば、どんな?

越水:歌手はあいみょんさん。作家は多田尋子さん、篠田節子さんです。表現がやはりあり得ないことではなくて、普通にありそうなことを綺麗に表現されているというか、今の僕にはできないことですね。

インタビュアー:なるほど。では、最後に読者の方へのメッセージをお願いします。
越水:明日になったら忘れてしまうような、小さな、でも気持ちが和らぐような話をテーマに描きたいと思っています。普通に生活していく中で起こるなるべく明るい事柄を、できれば景色や音や匂いが見えるような表現で書ければと思います。もっともっと経験を積んで、新しい文化にも接して、自分を磨くことで少しでもそんな作品が書けるよう頑張ります。今後ともよろしくお願いします。

インタビュアー:今日はありがとうございました。

越水:こちらこそ。

コメント

人気の投稿